看護留学お役立ち情報

このページでは、はじめて看護留学をされるかた、看護留学に興味のある方に、役立つ情報を提供しております。

看護留学でよくある質問

  • 語学力はどのくらい必要ですか?

    A:ほとんどの参加者が初級段階の英語力で参加されています。

    簡単な挨拶くらいしかできないという方でも、多くの場合、プログラム終了時にはかなりの英語力をつけています。学内は”English Only”なので日本人同志でも英語でやりとり。

    プログラムでは、まずはホームステイをしながら語学研修。毎日の英語の授業に加え、毎週水曜日の午後には看護に関するレクチャーや病院訪問、看護英語の授業を受けられます。「12週間ずつ3つのブロックに分かれているのですが、ブロック2の前半までで11回のレクチャーと8回の病院訪問があります。例えば1週目でオーストラリアの看護事情についてのレクチャーがあったら、次の週で総合病院の見学、3週目で高齢者ケアのレクチャーを受け、4週目に高齢者施設というように、レクチャーと訪問を交互に関連付けながら、講義の内容を自分の目で確かめることができるようになっています。この時間が、ブロック2の後半では90分の看護に関わる英語の授業になり、ブロック3ではさらに内容が高度になって毎週180分の専門英語の授業で、医療現場で使える英語力を身に付けます」。語学研修は36週間が基本です。36週間で十分な英語力が身に付かなかったという場合は、さらに英語研修を延長することもできます。また、一般英語研修で、規定の英語力がついた後、希望者は「一般英語クラス」から「OET準備コース」[後述]へステップアップして、医療英語を中心とした英語を学ぶことができます。

  • 費用はいくらかかりますか?

    A:研修プログラムは12週間から36週間までの英語クラスと看護教育クラスの選択が可能です。研修費用の詳細はプログラム資料に明記してありますが、「英語研修」「看護教育クラス」の合計費用が約160万円、国際線航空運賃、海外旅行保険、学生ビザ取得関連諸費用を含めて日本出発前に約190万円くらい。現地での生活費として1ヶ月約10万円~12万円とすると10か月の期間の総合計でおよそ290万円から320万円位の費用を見ておいた方がいいでしょう。(金額は、オーストラリア・ドル換算率により変動します)

  • 臨床経験は必要ですか?

    A:日本の正看護師が中心なので、ほとんどの方が臨床経験はお持ちですが、看護学生さん、看護師以外の医療従事者でも受け入れ可能です。

  • この研修プログラムのメリットはどんな点ですか?

    A:英語によるコミュニケーション力を伸ばすことができます。英語漬けの環境に身を置くことにより、コミュニケーションを図るための語学力(英語力)を身に着けることができます。そして、ただ英語を学ぶだけの留学では、中だるみしてしまいがちですがが、このプログラムでは、「英語」とともに「現地の看護・医療について学ぶ」プログラムが組み込まれているので、「看護の専門性」を生かして英語力をつけることができます。現地の看護・医療に関する多数のレクチャーや総合病院やホスピス、高齢者ケア施設をはじめとしたさまざまな医療施設の見学訪問を通じて得られる「看護の学び」が現地の看護・医療に対する知識を深めることになり、結果として「更に英語力をアップする」のに良い相乗効果を挙げることにつながります。医療専門用語の学習や、病院訪問を通してオーストラリアの医療現場を直に学ぶこともできますので、帰国して看護師の仕事を続けるにしても、現地での就職をめざすにしても、貴重な経験になると思います。

    多くのプログラム参加者が「自分の看護を見つけることができた」「日本の看護のよさを改めて知ることができた」「英語に自信をもつことができるようになった」とおしゃっています。そして、「英語力がついたことにより、今後の自分の将来の選択肢が増えたことを嬉しく思う」という実感を持つ方が多数おられます。

  • 現地で働く希望を実現するには?

    A:現地就職を目指す人には「OET準備コース」があります。

    プログラム参加者で、現地の病院で働きたいという人には、英語研修で一定の英語力がついた後、OETと呼ばれる医療従事者のための英語検定試験の準備コースへ入ることが可能です。「看護師として働くためには看護協会への登録が必要になりますが、 2010年7月1日付けで、各州にあった看護師協会がなくなり、新しい協会が発足しました。

    新しい協会の名称は、Nursing and Midwifery Board of Australia (http://www.nursingmidwiferyboard.gov.au/)です。

    登録の条件の一つである必要とされる英語力は、以前と変わらず、すべての科目でIELTS7.0 以上もしくはOET のB 判定以上とされています。登録条件は細かい部分で変動が多いので、下記URLをご参照ください。
    (参照:http://www.nursingmidwiferyboard.gov.au/Registration-Standards.aspx)。

    オーストラリアには日本のような看護師免許の国家試験というものはありません。オーストラリアでは、海外での正看護師の資格と臨床経験のある人がその資格を活かしてオーストラリア国内で働く場合、医療現場で働くのに十分な英語力の証明としてOET試験にパスするか、IELTSで 7.0以上の点数を取得することが看護協会に登録するための英語基準のパスウエイなのです。ただ、IELTS7.0というのはネイティブ並みの高いスコアですので、OET取得を目指す方が現実的だと思います。とは言っても、OETも決して楽な試験ではないので、「OET準備コース」受講開始時点で中級程度の英語力は必要です。

    OETをB判定以上で合格したら、規定の看護実習を経て、オーストラリア看護・助産師協会へ登録をします。また、英語以外の日本の学歴、職歴については申請書を提出して、審査を受けることになります。技術査定に関しては、Australian Nursing and Midwifery Council (http://www.anmac.org.au/)が管轄となります。

    現地で仕事をしたいならば、自らが積極的に就職活動をする必要があります。今まで就職された方の経緯を見ると、この長期研修プログラムの看護ケア体験などを通じてできた病院担当者との人間関係が役に立ったとよく聞きます。

    現地は看護師不足のため、実力のあるナースは歓迎されますが、自分で売り込んで仕事を探す能力と自信が必要です。これは看護師に限ったことでなく、オーストラリアはどんな職種でも自ら積極的に働きかけるのが原則です。日本人ナースの資質は高い評価を得ていますので、これからも現地で働くという夢をかなえるナースが増えていくことと思います。

    なお、看護協会登録後の就職活動については、外国籍ナースの公立病院・私立病院への就職先斡旋に実績のある信頼できる現地人材紹介会社も紹介しています。そういう機関を利用して就職先を見つけることも可能です。

  • ワーキングホリデービザでオーストラリア長期研修に参加した場合、学生ビザで参加する場合とどのような違いがあるのですか?

    A:プログラムの内容は、看護留学プログラムに準じます。(開講日・週の時間割など)但し、ワーキングホリデービザは、就学できるのが最長17週間となっているため、その間の就学となりますことをご了承下さい。

学生ビザを取得する長期オーストラリア研修との違いは?
  • *学生ビザを取得するためのビザ代はAUS$550(2017年4月現在、クレジットカード決済料込み)ですが、ワーキングホリデービザは、AUS$440(2017年4月現在、クレジットカード決済料込み)と少し安く、また、留学生保険という強制加入保険の要求がビザ取得に際して不要なため、全体のコストを押さえることが出来ます。
  • *学生ビザは就学が目的ですが、ワーキングホリデービザは就学が目的ではなく、あくまでもホリデーを目的として、その足しに、一雇用者のもとで最長6か月までアルバイトを許可しているビザです。就学希望者は最長で17週間までしか就学できないというのが条件です。

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